やさしい実践 機械設計講座
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回転体

回転運動における仕事とは 回転物体にトルクが作用して ある角度回転した場合 トル クの大きさと回転角の積で表わされる。

直線運動の場合と比較して説明すると 右図に示すように 半径γのベルトプー・リの軸 にトルク T が作用した状態で 軸が角度ψだけ回転し 外周上の点Aが点Bへ距離 s だけ移動したとする。

この場合距離 sは s = rψ また 外周上に作用する力 F は F = T/r であるから仮想的に外周上にロープを巻いて これを 力 F で S だけ引いた場合を考えれぼ 仕事は ROTATE7 すなわち E = Tψ したがって 回転運動においては仕事は トルクと回転角の積となることがわかる。

次に回転体の運動エネルギであるが 物体が運動しているとき エネルギ保存の法則により運動エネルギーをもつが これは運動の形態に関係なく 回転運動の場合にも回転運動のエネルギーを持っている。

直線運動と回転運動の関係

力 F 、質量 m、加速度α、トルク T、 速度 v 、角速度 ω、 直線移動距離 S、 移動回転角度 ψ、 慣性モーメント I

t 時間とすると

運動エネルギーはとなる。

それぞれv0,ω0初期速度、s0,ψ0初期位置 とする。

 

直線運動と回転運動の比較
直 線 回 転 運 動
力,
[kgf」
F
(N)
トルク,[kgf・m] T (N・m)
質 量
[kgf・s2/m]
m (kg) 慣性モーメント, [kgf・s2m] I (kg・m2)
加速度, m/s2 α 角加速度 rad/s2 ω
速 度, m/s v [m/min] 角速度,rad/s ω,[n」 [rpm]
変位(移動距離),s m 角変位(回転角),ψ rad [度(°)]
時間 sec t [min]
運動エネルギ(仕事) E
[kgf・m](N・m)(J)

トルク T、ワット P、 慣性モーメント Aの関係式

1馬力 = 0.7457 Kw

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